『銚子の名産いわし』５つの簡単レシピをご紹介♪

2024年3月7日

銚子の名産いわし

銚子のいわしは、銚子港で水揚げされる魚介類の中でも特に有名なものです。関東最東端である千葉県銚子市には太平洋に突き出した岬があり、三方を海に囲まれた海食台地になっています。

10キロメートルに渡って続く切り立った断崖絶壁は、東洋のドーバーとも呼ばれ、国の天然記念物にも指定されています。映画やドラマの撮影にも登場する断崖絶壁の下では、荒波が岩礁にあたって砕け散る豪快な海の風景が広がっています。

銚子～九十九里にかけての海域はいわしが獲れる豊かな漁場として知られ、年間を通してまき網漁でいわしが漁獲されています。銚子には卸売市場が第一卸売市場～第三卸売市場まで3か所有り、その中でいわしが水揚げされるのは銚子市漁協第二卸売市場です。

大きな漁船から大きな網ですくい上げ、トラックに移していく様子はとても迫力があります。鮮度抜群の状態で水揚げされる銚子のいわしは、脂ものっていて美味しいと評価され、地元の名産品として親しまれています。

銚子のいわしは一般的には秋から冬にかけて水揚げされることが多く、特に11月から1月にかけての時期が旬とされています。この時期には漁船が活発に出漁し、豊富な漁獲が期待されます。（5月～7月も旬にあたり、この時期獲れるいわしを入梅いわしと呼びます。）

銚子で獲れる旬のいわしは、その新鮮さとプリプリとした食感、脂の乗りが魅力とされ、その味わいは高級魚を凌ぐとも言われており、老若男女問わず多くの人々に愛されている魚介類です。

いわしはさまざまな料理に利用されます。代表的な料理としては、いわしの刺身、いわしの煮付け、いわしの唐揚げ、いわしの塩焼き、いわしの蒲焼き、オイルサーディンなどがあります。

特に新鮮さがモノを言う、いわしの刺身は絶品で、その鮮度と脂がのった身はたまらない美味しさ。旨さはまぐろのトロにも引けを取りません。また、地元の飲食店ではいわしのなめろう・いわしのつみれ汁などの郷土料理も観光客に人気です。

加工品としては、いわしのごま漬け・ぬか漬け・卯の花漬け、干物では丸干し・みりん干しなどがあり、保存食としても重宝されています。

銚子のいわしは、地域の伝統的な漁業とも深く関わっています。漁師たちは、海の状況や季節に合わせて漁期を見極め、船を出していわし漁に励んでいます。令和4年の銚子港の水揚げ量は約23万7000トンで、その約80％がいわしでした。

銚子港の後背地には水産加工拠点が形成され、冷凍品・塩蔵品・塩干品などさまざまな水産加工業が集まり、港の水揚げ処理能力を支えています。

このように、銚子のいわしは地域の食文化や産業において重要な存在であり、安価でおいしい大衆魚として、長年にわたって親しまれてきました。

ここからは銚子の名物である、いわしを使った簡単レシピをご紹介します。

材料：いわし・小麦粉・卵・パン粉・揚げ油・塩コショウ

作り方：いわしは頭と内臓を取り、水で洗って水気をきる。手開きで中骨をとり、包丁で腹骨をすきとる。両面に塩コショウで下味をつけ、小麦粉→卵→パン粉の順につけ、170℃の油で約3分揚げる。カリッと揚がれば完成。

材料：いわし・塩

作り方：いわしの鱗・内臓・頭を取り除き、丁寧に水洗いして水気を拭き取る。全体に塩を振り、10分ほど置いて出てきた水分を拭き取る。グリルやオーブン、フライパンで焼いて完成。

材料：いわし4尾、酢・砂糖・しょうゆ・酒各大さじ2、片栗粉大さじ1、みょうが・しょうが・玉ねぎ・人参・ピーマンなど

作り方：いわしは内臓を取り開いて水気をきる。薄切り野菜を準備。いわしに片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げる。酢・砂糖・しょうゆ・酒を煮立て、いわしと野菜を漬けて1時間置く。

材料：いわし4尾、しょうがスライス3〜4枚、梅干し2個、醤油大さじ4、酒大さじ4、みりん大さじ2、砂糖大さじ1.5、水200cc

作り方：いわしの下処理をし、フライパンにしょうが・水・調味料を入れて煮立てる。梅干しといわしを並べ、中火で10分煮る。

材料：いわし4尾、味噌大さじ1、おろししょうが小さじ1、片栗粉大さじ1、だし汁900cc、塩小さじ1、醤油少々

作り方：いわしは手開きし、腹骨を除き、皮をむいて細かく刻む。すり鉢で味噌・しょうが・片栗粉・塩を加えてすり混ぜる。だし汁を沸騰させ、つみれをスプーンで加え3〜4分煮る。塩と醤油で調味する。

他にも色々なイワシ料理がありますので、ぜひお試しください。

調理が面倒という方には、当店のオンラインショップでも銚子産いわしを使用した美味しい商品をご用意しています。

旬の銚子産いわしを使って、日々の食卓をもっと美味しく、楽しく。ヤマニの台所では、新鮮な魚を使った商品をこれからもお届けしてまいります。